岡山発の大型音楽イベントとして成功させるまでに、クライアントは準備期間として2年間も費やしたそうです。
まず、倉敷にあるマスカットスタジアム（公益財団法人 倉敷スポーツ公園）では野球以外での使用許可を出したことがなく、とても慎重に進めている姿が印象的でした。
また、フェス構想中に西日本豪雨が発生し、開催地の倉敷市の一部である真備町でも甚大な被害を受けました。そうした状況で自粛ムードの市民を励ましたいと、被害に遭われた方を無料でイベントに招待したり、岡山県にチケット売り上げの一部を義援金として寄付もされていました。義援金はイベントの最中にステージ上で直接、イベント主催者から岡山県の伊原木知事に手渡したりと心温まる一面もありました。
今回の制作ではターゲット層から考えても、圧倒的にスマホユーザーに集中するだろうということで、初期段階からスマホを意識したサイト設計を心がけました。また、アーティストやコンテンツが目立つように背景の色は抑えつつも、スクロールしていくごとに動きをつけたりと、見ていてワクワクするような仕掛けも実装しました。
・第一弾アーティスト発表時のファーストビュー
・お知らせ部分もタップのしやすい大きさにしました。
・アーティスト紹介部分です
・エリアごとの情報に辿り着きやすい設計
・PC版のTOPページデザインです
今回のイベントでは映像会社さんと協力してCM制作もお手伝いさせて頂きました。
天気が良い日にマスカットスタジアムの公園内からドローンを飛ばしたことで、とても迫力のある映像が完成しました！
私のお気に入りポイントはBGMに太鼓を叩くような「ポン！」という音が何気なく使われている所です。注意して聞いてみてください！
今回のフェスでは岡山のみならず、隣県の音楽好きにターゲットを絞りより効果が出やすいような施策を考えて配信していきました。
蓋を開けてみれば、来場者の年齢層の幅はとても広く思った以上に家族連れも多くご来場頂いていました。その要因としては中学生以下のお子様の入場を無料にしたからかと思われます。また、球場外の公園スペースでは多くの屋台が立ち並び、子供が喜びそうなイベントを多く開催していました。今回はこのような結果になりましたが、ネット広告の良いところはクリック数や、チケット購入者の年齢層や所在県などが数値として全てが残るところです。この数値を次回開催する際のマーケティング資料として活用し、さらなる購入者の獲得に繋げていければと思います。
当日は当社スタッフも記録係のカメラマンとして参加させて頂きました。心配していたお天気も問題なく、見事な秋晴れでした！
またアーティストもビックネームが多く、とっても見応えがあり会場も大盛り上がりでした。
次回開催もとっても楽しみです。約半年間、HP制作からチラシ・ポスター、CMなど様々なツールのお手伝いをさせていただき、とても多くのことを学ばせて頂きました。
桃太郎フェスのHPはこちらからご覧ください。
